「ママはいないの?」と聞かれたとき~答えはすでに決まっている~

いつか「ママはいないの?」と聞かれたら「いるよ。会いたい?」と聞きます

りのぱぱ@rinopapa88です。

離婚して片親になった方の多くは、どこかで”自分にとって元家族”の人が存在していると思います。

離婚の原因や相手の素行によって子供に会わせても良いか、絶対に会わせないかは変わってくると思います。

そこには少なからず自分の感情も混在していると思います。

母か父どちらが親権を取るのかが決まればたいていは子供との面会交流についても話し合わなければなりません。

子供がある程度成長していれば子供の気持ちを汲み取ることも可能ですが、まだ自分の気持ちを話せない場合は親同士で決める必要があります。

僕の場合だと娘はまだ11ヶ月で喋ることも出来なかったため2人で話し合う必要がありましたが、実際のところ面会についての取り決めは一切しませんでした。

僕の両親も離婚しており親との面会については精神が激荒れするほど振り回された経験があります。

この面会について僕なりの考え方をお話ししますね。

”ママに会うかどうか”それは娘本人に決めてもらう

子供が親に会いたいのかどうかを最優先にしたいからです。

上で書いた通り僕は面会の取り決めはしていません。

この記事を書いている時点(2019年1月)では面会という形で会わせたこともありません。

(厳密にいうと離婚直後に荷物の受け渡しで5分くらい車越しに会ってはいます)

なので子供も元嫁もお互いに会わず喋らすで3年目になります。

いつか、娘が「りのにはママがいないの?」と聞いてきたら

・りのにはママがちゃんといたこと。

・ママが乱暴にしてしまったから離れたこと。

・りのは何も悪くないこと

を話したうえで

会いたければいつでも会わせる

と伝えます

理解するまでに時間もかかると思うので、そのときにはわからなくても会いたくなった時はいつでも会わせるからその時は気軽に言ってね!

って感じです。

 

過去に「父に会うな」と言われた自分の経験が大きい

僕の親も離婚してますがその当時、僕は小学3年生です。

ずっと住んでいた家に父と祖父母を残し、母と弟と3人で家を出て引っ越しました。

それからしばらくしないうちに家庭裁判所の人が家に来て面談をし、「父と会いたいか」と聞かれ、迷わず”YES“と答えました。

母が父のことを心の底から嫌いだとしても、僕には父とキャッチボールしたり一緒に遊んだ記憶があります。なので子供として父のことは本当に好きでした。

母親についていったのは弟がいたからです。

そんな僕の気持ちを汲み取ってくれたのか母は嬉しいことに、父と父方の祖父母に自由にあっていいことにしてくれました。

残念ながら長くは続きませんでしたけどね。

父と祖父母に会ったら帰り際に次の会う日を決めるんですが、その日は次に会う日を決めるのを忘れてました。

家に入った瞬間それに気づいて、慌てて父のもとに戻ろうとしたのですがなぜか母親にビンタされました。

後にも先にも親に手を出されたのはこれが最初で最後です。

結局外に出してもらえず最後まで次の約束をすることはできませんでした。

それから1年ほど父と会うことはありませんでした。

母に内緒で父に会うように

ある日決心します。

このチャリで父に会いに行こう!

車でだいたい30分くらいの距離です。楽ではありませんが自転車でいけない距離ではありません。問題は道順です。

だいたいの方向とかすかな記憶を頼りにただひたすらチャリンコをこぎ続けます。そしてついに見覚えのある、懐かしい景色が広がります。

僕の生まれた町です。

ですが残念ながら家には誰もいませんでした。タイミングが悪かったようです。

道は覚えたんで後日また行ったらいました。すごい嬉しかったです。

それからまた会うようになりました。もちろん母親には内緒です。自分の親と会うだけで理不尽な扱いされるのは御免です。

ですが中学2年生の頃、バレました。

母は再婚こそしなかったんですが内縁の夫みたいな感じで義理父親がそのとき同棲してました。この人がまたあぶらっこい。

もうちょー修羅場!っていうか一方的にブチ切れられるし義理の父親に本当の父親に会うなって言われるし。

なので「俺もうこの家出てくわ」と言って父のもとに身を移しました。ちゃんちゃん

ちょっと早送りでしたが、要は子供にとっては自分の親に会うことってすごく当たり前のことなんですよね。

それを否定された時の不信感は深く時間をかけて残ります。

とくに義理の父に言われた時は、、、、言葉にするのが難しいくらいに酷い不信感でした。「なんで途中からやってきた人に決められなきゃいけないの?」って感じですね~。

当時の僕にとっては人権侵害されたといっていいくらいの扱いに感じてしまいました。

子供の気持ちを一番に考える

そんなこともあって相手に子供を会わせるとか会わせないとかは、子供の気持ちを最優先して考えるべきと感じてます。

とはいってもそれぞれ色んなパターンがあると思うので全部が全部という訳にはいきませんが、子供の意思をないがしろにして親の独断で一方的に決めてしまうのは避けたいところです。

最悪子供にとってもマジで悪影響を及ぼすから会わせないと決めたのであれば、せめて会ってほしくない理由を感情的にならずに、冷静に伝えてあげるべきだと思います。付け足すなら「18歳になったら自分の意志で会っていいよ」とか、”もう永遠に会っちゃダメ”みたいにとらえられないようにしたほうがいいと思います。

”会うな”の一言は「もうずっと会えないんだ」に変換されます。

 

子供が親に会いたいのは当然の心理です。会うこと自体は当たり前ことと子供は思っているものです。

どんなに相手が憎くて大っ嫌いだったとしても、できれば一歩引いて子供の立場から考えてみてください。

りのぱぱ@rinopapa88でした。

「ママはいないの?」と聞かれたとき~答えはすでに決まっている~
Twitterもやってます(^^♪