道内ブラックアウト 2018年9月6日 胆振東部地震の実体験と防災の必要性

りのぱぱ@rinopapa88です。

一生忘れないであろう巨大地震。記憶がまだ鮮明なうちに記事にしました。

僕が防災の大切さについて考えさせられたキッカケでもあります。

胆振東部地震(いぶりとうぶじしん)はなんの予兆もなく、突然起こりました。

激しい揺れの中、娘をかばい「家が倒壊するのではないか、このまま下敷きになるのではないか」という恐怖をはじめて味わいました。

ぱぱも娘も人生初めての巨大地震

あの日の夜、いつものように娘と眠りにつき軽い揺れを感じて目が覚めました。

少し揺れてるなーと思っているうちに激しい揺れに変わりその瞬間に緊急地震速報が鳴ったと思います。

「これはやばい」と娘を抱えながら壁際にはいずるのがやっとで、揺れが収まってようやく動けるようになりました。

大人でも恐ろしいほどの揺れなのに子供にとってはそれ以上に怖い経験だったと思います。

娘は泣きもせず、わめきもせず、大きく目を開きながら小さく震えていました。

本当に大きな地震では「今地震が来て揺れている」という当たり前のことさえわからなくなります

地震直後に停電

胆振東部地震直後の停電時の様子。キャンプ用のランタンが活躍しました。

揺れが収まってから部屋の電気をつけ、お互いに怪我がないことを確認し、娘を抱っこして自分の母親と弟がいる二階へ上がりました。

家族は無事です。

テレビをつけると速報で安平町で震度6強と報道されていました。

後に修正され厚真町で震度7だったことが発覚します。

娘を抱っこしながらニュースに食いついていると

バツンと真っ暗

停電です。

一度目の停電はすぐに復旧しましたが、10分くらいでまた二度目の停電が起きました。

道内全域ブラックアウトの始まりです。

道内全域ブラックアウト

地震直後の外の写真。街灯は全て消え真っ暗の状態

時刻は3時過ぎでまた外も家も暗かったんですが、さすがに寝れるような精神状態でもありません。

この状態での暗闇は子供にとっても大人にとっても不安です。

スマホのライト・懐中電灯・キャンプ用のランタンを付け朝を待ちました。

ツイッターでは家のすぐ近くで道路が陥没していること、コンビニに行列ができていること、信号機が消えているなどの情報が飛び交っており‥まるで映画の世界です。

胆振東部地震の朝、ホームセンターには長蛇の列ができていました。電池やラジオなどは一瞬で棚から姿を消しました。

正しい情報がわからない

停電してからもしばらくはスマホからネットに繋がり、LINEを通して職場の人や友達の安否を確認することができました。

ただ、停電のためテレビをつけることはできないので情報収集もネットらになります。

ツイッターでは様々な憶測が飛び、今水道が使える地域でもそのうち断水する2日後に本震がくるど無視できないようなものばかりです。

防災を意識するキッカケとなった

結局のところ断水は起きず、本震なるものも今のところ来ていません。

ですが電気が完全に使えないことの不便さを痛感し、もし本当に断水や本震が起きていたら日常の備蓄では到底やりくりできないと実感させられました。

今まで災害に遭遇することなく平和に生きてきましたが、それはある意味で奇跡だったのかもしれません

今回のようにライフラインが止まった場合を想定した備えは最低限必要です。

10秒後でさえ何が起こるかわからない

ここは地震大国日本です。

台風も毎年猛威を振るっています。

異常気象と聞くのも今や珍しくはありません。

起きてしまってから備えるのはほぼ不可能です。

必要なものは一瞬で店から消え去ります。

ガソリンスタンドにも長蛇の列ができていました。

異常な光景です。

何気ない日常の中で万が一に備えようとはなかなか思いません。

あなたが、家族が、大切な人がいつどんなときだって安全とは限らないのです

起きてしまう前に備えましょう。

それが防災です。

 

今回の胆振東部地震で犠牲になられた方へ心よりお悔やみ申し上げます。

Twitterもやってます(^^♪